【経過】第131回北信越地区高校野球大会1回戦は18日、石川県内3会場で行われ、金沢市民第2試合は敦賀気比(福井2位)が9-2の8回コールドで小諸商業(長野3位)を下し、準々決勝へ進出した。
 敦賀気比は一回、2死一、三塁から5番山本が右前に安打を放ち1点を先制。続く二回には森、嘉門、上田の3連打などで2点を追加。さらに1死一塁から二盗を狙った篠原が相手守備が乱れる間に一気に本塁を陥れて4点目。小諸商業先発の矢嶋をマウンドから引きずり下ろした。六回にも中井、平沼、山本に適時打が飛び出し、3点を加えて試合を決定づけた。七回に2点を奪われたが八回、松本の左犠飛で9点目を挙げコールド勝ちした。先発したエース平沼は直球に勢いがあり、六回まで1人の走者も出さない圧倒的なピッチング。七回に連打を浴びて2失点した以外は全く危なげなかった。
 小諸商業は敦賀気比の平沼の前に、淡泊な攻撃が目立った。送球ミスなど守備の乱れも多く、敦賀気比に付け入る隙を与えた。七回に4番武井の左前適時打で2点を返したが、反撃が遅かった。(福井新聞 ON LINEより)










【経過】第131回北信越地区高校野球大会第1日は18日行われ、石川県小松市の末広野球場(弁慶スタジアム)第2試合は福井工大福井(福井1位)が金沢(石川4位)に1-2で逆転サヨナラ負けを喫し、1回戦で涙をのんだ。福井工大福井は1点を先制したものの、土壇場で金沢にサヨナラホームランを許す悔しい敗戦となった。
 福井工大福井は県大会通算チーム打率4割を超える自慢の打線がなりを潜めた。1回表、右前打で出塁した福原を二塁に進めたが後続が凡退。2回にもエラー絡みで出塁した浜根を三塁に進めたもののチャンスを生かせなかった。金沢の主戦竹田の沈む変化球にタイミングが合わず、5回までわずか1安打に押さえ込まれた。一方、福井工大福井の主戦もコーナーを丁寧につくピッチングで7回まで相手打線を単発3安打無失点に抑え、援護を待った。
 福井工大福井の打線が目覚めたのは7回。先頭の4番打者・北村が右越えの二塁打を放つと、浜根のバントヒットで無死一、三塁の好機。二死まで追い込まれるが、徳佐が右前に適時打を放ち待望の先制点を手にした。しかし、8回、金沢に二死から死球、二盗でノーヒットでチャンスをつくられると、新井に適時打を許し同点に追いつかれる。これで勢いに乗ったのか、金沢は9回、先頭の4番打者中川がライトスタンドへ逆転サヨナラホームランを放ち、勝負を決した。
 福井工大福井は先制点を奪った後、8回には二死一、三塁、9回にも二死二塁と、追加点を奪う絶好のチャンスを手にしたが、無失点に抑えられたことで流れを相手に引き渡した。(福井新聞 ON LINEより)






【経過】第131回北信越地区高校野球大会1回戦は18日、石川県内3会場で行われ、金沢市民第3試合で初出場の啓新(福井3位)は5-7で中越(新潟1位)に敗れ、準々決勝進出はならなかった。
 啓新は一回、1死二塁から神南が中越えに適時二塁打を放ち先制。さらに2死三塁から中野の内野ゴロが相手のエラーを呼び、追加点を挙げた。七回までに2-3と勝ち越されたが八回、2死二塁から北田が中前に運び3-3の同点に追い付いた。終盤に持ち味の粘り強さを発揮した啓新だったが八回裏に4失点。最終回に山根の右犠飛などで追い上げたが、力尽きた。先発北田は中盤を無失点で切り抜けるなど七回まで3失点と試合を作ったが、八回に中越に連打を許し4点を献上した。
 中越は2点を追う三回に波方の適時打などで同点に。七回には2死一、三塁からのダブルスチールで本塁を陥れ勝ち越しに成功した。すぐに啓新に追い付かれたが八回、小林弘の右越え三塁打を皮切りに集中打で4得点。粘る啓新を突き放した。先発上村は5失点するも打線の援護を受け完投。二回の打席で死球が頭部に当たるアクシデントもあったが、治療を受けて復帰し、持ち前の安定感を見せた。(福井新聞 ON LINEより)






【経過】第131回北信越地区高校野球大会第2日は19日行われ、敦賀気比は、平沼の本塁打などで大量10点を奪う猛攻を見せ、小松大谷(石川3位)に6回コールド勝ちした。
 敦賀気比は1回、2死二塁から平沼の左前適時打で先制。続く2回はヒットと相手守備の乱れで1死満塁と攻めると、篠原の左中間への適時二塁打、中井のスクイズなどで一挙4点を奪った。3回は平沼が右越えに本塁打を放ち、序盤で大量7点のリードを奪った。
 6回も嘉門の出塁を足がかりに、林中、平沼の連続適時打などで3点を追加し試合を決めた。
 敦賀気比先発の平沼は、2回に連打で1死一、三塁のピンチを連続三振で仕留めると尻上がりに調子を上げ、3、4、5回は危なげなく三者凡退に打ち取った。6回からマウンドを引き継いだ山崎も、伸びのある速球で相手打線を抑えた。
 小松大谷は、2回1死一塁から、下口の右前へのヒットエンドランが決まり一、三塁とチャンスを広げたが、敦賀気比の平沼の前に連続三振に倒れ勢いに乗れなかった。先発した木村は、粘り強く投げたが守備の乱れもあってペースをつかめなかった。(福井新聞 ON LINEより)










【経過】第131回北信越地区高校野球大会は25日、石川県立野球場(金沢市)で準決勝が行われ、第1試合は福井県の敦賀気比が富山第一に7-0で7回コールド勝ちし決勝に進出した。
 敦賀気比は1回、四球で出塁した篠原を中井が送ると、林中は中越えの三塁打を放ち1点を先制。2回には藤原が二塁打、続く森が相手野選を誘うバントを決め無死一、三塁のチャンスをつくると嘉門が左前適時打を放ち1点を追加。なお一死一、二塁から篠原の右前適時打でさらに1点を加えた。
 3回には左前打を放った林中を平沼が送り一死二塁とすると、続く山本が右中間を破る適時三塁打で追加点。富山第一の梶尾をマウンドから下ろした。この後、藤原が左翼線へ適時二塁打を放ち1点追加した。5回は、この試合3本目となる林中のヒットから平沼のバントで再び得点のチャンス。藤原が3回に続く2打席連続タイムリーとなる三塁打で追加点を奪った。6回は篠原、中井の連打と四球で満塁とし、平沼の右前への適時打で勝負を決した。
 敦賀気比の平沼は、1回に2死球などで満塁のピンチを招き、2回にも三塁まで走者を進められるなど不安な立ち上がり。しかし、回が進むにつれ丁寧にコーナーをつく安定したピッチングで凡打の山を築き、7回無失点の好投を見せた。(福井新聞 ON LINEより)






【経過】第131回北信越地区高校野球大会決勝は26日、石川県立野球場で行われ、福井県代表の敦賀気比(福井2位)は松商学園(長野1位)に6-0で快勝、2011年秋の第125回大会以来となる6大会ぶり6回目の優勝を果たした。
 敦賀気比は1回、二死後に林中が死球で出塁するとすかさず二盗。平沼が右前に適時打を放って先制した。4回には四球と失策で出た走者をためた二死二、三塁で、嘉門が2点中前適時打を放ってリードを広げた。
 6回は二死後に上田がヒットで出塁すると代走の栗栖が二盗成功。篠原が中前打で返した。7回には先頭の平沼が右翼ポール際に飛び込む本塁打。8回にもこの回から登板した松商学園の徳田を攻め、一死二塁とすると篠原が右中間を破る二塁打で試合を決めた。
 先発の平沼は被安打3で完封。4回の無死二塁、9回の無死三塁の場面も落ち着いて後続を断った。
 松商学園は先発の恩田が変化球を効果的に使い粘投した。打線は4回に百瀬、9回に代打の船崎が先頭打者として長打を放ち得点機をつくったが、平沼に連打を浴びせることができなかった。(福井新聞 ON LINEより)